SSブログ

無名塾『ドン・キホーテ』 [観劇]

昨日のスピリタスが効いたのか、少々頭が痛いなぁと感じつつ観劇に出かけました。
横浜駅から湘南ライナーで運よく座れたのですが、寝過ごして赤羽まで行ってしまい、慌てて池袋に戻ったのが開演10分前でした…(^^:;
会場は東京芸術劇場中ホール。急ぎ足でホールに向かっていると、劇場前広場で南米ペルー(?)の音楽を演奏していたので思わず写メをパチリ!

今日の演目は、無名塾公演『ドン・キホーテ』(原作/ミゲル・デ・セルバンデス 演出/丹野郁弓)です。パンフレットに演出の丹野さん(劇団民藝)が、『ドン・キホーテ』って誰もが知っているが本当は良く知らないと書かれていましたが、ご多聞に漏れず僕も良く知らなかったのでネットで調べてしまいました(^^:;

この公演は、昨年9月の能登演劇堂の一般公演から始まり、演劇鑑賞会の中部・北陸ブロック、九州ブロックの例会公演を経て、東京の一般公演を迎えました。そして、東京公演を終えると4月末まで、再び演劇鑑賞会の近畿ブロック、東北ブロックの例会公演へと向かいます…。

実に7ヶ月に及ぶ旅公演となりますが、欧米のような一つの劇場で長期間公演するロングラン公演が一般ではない日本の演劇事情に於いて(劇団四季を除いて…)、全国各地に演劇鑑賞会があることによって日本独特のロングラン公演が可能になっている事に、少なからず自負を覚えるかな…(^^)V

さて肝心の舞台ですが…
ドン・キホーテ役はモチロン仲代達矢さん。従者のサンチョ・パンサ役は山谷初男さん。山谷さんは本当に良かったです! ネタバレになるから詳細な感想は書けないけど、幕開けにキホーテが乗るやせ馬ロシナンテに跨る仲代さんや山谷さんの姿がとっても可愛かったです(^^) ロシンナンテ欲しい~!
舞台装置(松井るみ)や丹野演出により、まるでセルバンテスの本の中に入り込んだような非現実的な感覚(ミヒャエル・エンデの『果てしない物語』のような…)に引き込まれながらも、キホーテが語る人間の在り方、社会の在り方を語る台詞によって現実に引き戻され、夢うつつを感じるファンタスティックな舞台でした!

今年神奈川ブロックでは、民藝+無名塾公演『ドライビング・ミス・デイジー』を例会として迎えますが、昨年末に観劇した『坐寮荘の人びと』での奈良岡朋子さん、そして今回の仲代達矢さんと、主演するお二人(共に70ン歳)の演技を観ましたが、共演者の中でも一番元気で、抜きん出た存在感を再確認したことで、例会がとっても楽しみになりました!会員の皆さん、期待して下さいネ(^^)V

i

劇場で何年か振りに、劇書房&メジャーリーグの笹部さんにお会いしました。(若い頃、よくマージャンの面子合わせに呼び出されてカモになっていました…) 今や押しも押されぬ名プロデューサーの笹部さん、笹部さんと演劇論を語れるまでにはまだまだ修行が足りないかな~(^^:;

終演後、バックステージを覗いた後、無名塾の演出家の林さんと、川崎市民劇場の関さん、横須賀演鑑の近藤さん、厚木の役員の加納さんと、劇場近くの銀座ライオンで懇親会?をしました(^^)V

林さんは相模原演鑑の会員でもあるので、『ドン・キホーテ』の話より、演劇鑑賞会の話を中心に盛り上がった感がありました…。ビックリしたのは、林さんは「ハリーポッター」の翻訳・出版している松岡さんと同級生だと言うこと。つまり、僕は「ハリーポッター」の原作者の知り合いの知り合いの知り合いって事?ですよね!ハリポタファンとしては嬉しい~(^^)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

会議は踊る…再び、会議は踊る… ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。